内覧(内見)を受ける際の「準備」と「よくされる質問」

不動産の内覧(内見)とは?

 

内覧(内見)を受ける際の注意事項

 

不動産会社が売却活動を行うことで、徐々に、「購入を検討したい」「物件を詳しく知りたい」という人が現れます。そうすると次は「内覧(内見)」が行われます。内覧(内見)というのは、購入希望者が実際に物件を見学に来ることを指す言葉です。

 

不動産会社の担当者を通して、約束の日時を決めたら、その時間に購入希望者が訪問してきます。基本的には、家を見に来るだけですので、こちらが何かをする必要はありません。特にお茶を出したりすることも無いです。

 

ただし、大事なのは、物件を気に入ってもらうことです。

 

内覧に来る購入希望者というのは、少なくとも、住所や間取りなど不動産情報から分かる物件の条件と、売り出し価格の両方を見て、
気に入るかどうか実物を見てみよう。
と思ってくれている人なのです。

 

もし内覧(内見)の結果、とても気に入ってくれれば、これで売却成功!となるかもしれません。

 

しかし、いい印象を持ってもらうというのは案外難しいです。家というのは、住人が意識しているよりもずっと、その住人の「生活臭」に満たされているものなのです。従って心構えとしては、どちらかというと「悪い印象を持たれない」ということに気を付けておくとよいでしょう。

 

内覧(内見)を受ける際の「準備」

 

購入希望者は、これからここに住もうか決める為に内覧に来るわけですから、訪問したら、その家に自分が住むことを想像しようとします。しかし、肝心の家が、住んでいる人の生活感たっぷりの雑然とした状態だと
この家に住むイメージがピンと来ないから、やめておこう
ということになりかねません。

 

つまり、内覧を受ける前に、家を少しさっぱりしておく必要があるのです。それは決して難しい事ではありません。次のようなことが出来ていれば十分です。

  • 床に放置してある家電や小型家具は、しまうか処分する。
  • ペットを飼っているなら、臭いの染みついたものは片づけるか処分する。
  • 内覧の前日や直前に、窓を開けて空気を入れ替える。
  • 内覧を受ける際にはカーテンを全て開けて日の光を入れておく。
  • 水回りのカビや水垢はなるべく掃除しておく。

 

つまり、可能な範囲で家をさっぱりさせておく、という事です。無理をする必要はありませんが、出来る限りやっておくと内覧に来た人への印象が全く違います。ちょっとした気遣いひとつで、成否が決まってしまうこともあるということを知っておきましょう。

 

もうひとつは、内覧客からの想定問答です。

 

内覧(内見)で「よくされる質問」

 

購入希望者は、不動産会社と一緒に訪問してきますので、私達がわざわざ営業トークする必要はありません。いえ・・・むしろ、しないほうがよいと言ったほうがよいでしょう。なぜならば、「売りたがってるな〜この人」と思われるのは逆効果だからです。

 

しかし放っておいても、購入希望者は意外なほど話しかけてきます。買おうかどうしようか迷っているので当然というば当然ですよね。管理人自身が家を売った際に聞かれた事を例に挙げると・・

  • 近隣でトラブルはありませんでしたか?
  • スーパーは近所にありますか?
  • 近所で騒音を出す御宅はありませんか?
  • 管理人さんはきちんと管理してくれますか?
  • 排水が詰まったりしませんか?
  • 今現在、調子が悪くなっている設備はありますか?
  • 入居してからリフォームした部分はありますか?

 

というような質問が飛んでくることがあります。内覧の際は、こちらも意外と緊張しているので、つい口ごもってしまったりします・・・。

 

流暢に答える必要はありませんが、変に慌てたりして、気まずい印象を与えてしまうのもつまらないので、上記のような事を聞かれたら、どう答えるか、御家族で簡単に作戦を練っておくことをお勧めします!!

 

以上、管理人の反省にもとづくアドバイスでした。